Cucina Piacere

「待ちの営業」から「外へ」が功を奏したキッチンカー事業


事業内容

産直野菜と新鮮鮮魚のヘルシーイタリアン

令和3年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 有名シェフの元で修業したのち、イタリアで本場の料理を学び、帰国後ホテル・高級レストランに勤務。コロナ禍の中、自分自身の料理を提供したいと独立。
  • 緊急事態宣言の発出が繰り返される中、外へ出る営業としてキッチンカー購入。
  • 補助金利用のアドバイスを受ける為、豊中商工会議所での出張相談の際に来所。
ヒアリングによる課題の整理
  • SNSやマスコミによる宣伝により固定客や地元顧客が定着してきつつあったが、時短営業や酒類提供不可といった逆風の中、今後の経営に不安を感じていた。
  • キッチンカー用にお麩を使った新商品を開発したが、チラシなどのツールのアドバイスが必要。
  • 当初予定が大幅に狂い、事業計画の見直しが必要。
課題解決の提案・アドバイス
  • 補助金の申請書作成の過程で、あわせて今後の事業計画や方針について見直すようアドバイス。過去の経歴や起業の経緯、店舗ブランディングなどについてもう一度確認・検討を行った。
  • 新商品のチラシのたたき台をチェック、ターゲットを想定し、お麩の特性を活かしたアピールポイントなどを整理。
取り組み内容と成果
  • 特色である、産地直送の新鮮な魚介や、生産者の顔の見える野菜などこだわりの素材を使ったヘルシーイタリアンであること、数多くの経験を踏まえた個性的な料理であることなど、強みの再認識と言葉化を行うことで、ブランディングとコロナ収束後を見据えた店舗運営の方針がより明確になった。
  • 先の見えないコロナ禍の中、「待ちの営業」から外へでるキッチンカー事業をどのように進めていくか、価格設定やパッケージ、チラシの活用などについて明確なブランディングの元での戦略が定まった。
  • 一日に何度も購入するリピート客が増えるなど新商品は好評で、キッチンカー事業が好調に推移して売上の安定につながった。店舗の宣伝効果もありコロナ収束後の来店が期待できる。今後は補助金などの活用を進めさらに経営基盤を強化する。

事業者の声

このたび相談させていただき、振り返りができたと共に視野が広がりました。感謝です。補助金制度のおかげでますますチャレンジしたいと想いが強まりました。

コーディネーターより

コロナ禍で打撃を受けつつも迅速な対応で危機を乗り越えたオーナーの、料理への想いと行動力が素晴らしかったです。

担当:高橋コーディネーター