田中塾

地域や子ども達のより良い未来のため、想いを見える化して行動変容 


事業内容

学習塾、通信制高校(大阪南校)

令和4年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 代表者の父が約40年前に開業した学習塾を30年前に引き継ぎ運営している。
  • 15年ほど前から『自分の意思で自ら学ぶ』ことを重視した自立型個別学習塾として、不登校や発達障害の子どももサポートしている。
  • 2021年7月、日本政策金融公庫に相談したところ、今後の経営全般の相談先として、よろず支援拠点を紹介されたのがきっかけとなり定期的な相談が始まった
ヒアリングによる課題の整理
  • コロナ禍で先行き不透明な状況の中、経営全般について今後の方向性を明確にする必要がある。
  • 他社と差別化できる教育に対する考え方や取り組みを周囲に十分伝える仕組みが必要である。
  • 教育現場で感じる日本や地域の未来に対する危機感に対して、どのように向き合い行動するかを明確にして実践・継続する必要がある。
課題解決の提案・アドバイス
  • ビジョンマップなどで実現したい世界を見える化する。
  • 田中塾にくれば何ができるのか、他校との違いをもっと明確に打ち出していく。
  • 他との違いを生み出すために、1年間に何個新しいことにチャレンジできたかを考えるようにする。
  • とにかくまず行動することが大切である。地域のために奉仕する精神で周りを巻き込んでいくことで、結果的に収益につながってくる。
取り組み内容と成果
  • 当初はHPに「不登校や発達障害の子ども達『も』サポートしている」としていた。ターゲットを明確にするようにアドバイスを受けて「も」を「を」に変えたところ、問い合わせや紹介を受ける機会が増えた。
  • 地域でのコミュニティづくりのため、意識的に様々な人と繋がるようにしていた。ある日、不登校の子どもに対して毎日インスタライブを実施している千葉県の方と繋がった。その方の誘いで70名程度のお母さんを対象にインスタライブに登壇した。後日、それを見ていたというお母さんに大阪で声をかけられた。行動の継続により知名度が広がってきている。
  • 2022年12月に地域を巻き込んだイベントを実施した。中には、イベントに当塾が参加することを聞いて、わざわざ会いに来てくれた方もいた。非常に好評で、2023年からは奇数月に隔月開催することも決まった。
  • 2022年度から通信制高校の大阪南校を開校した。上記イベントには高校生が着ぐるみに入って参加した。その後、改善点の提案など積極性を見せている。 市内中学校教師との繋がりも拡がった。
事業者の声

普段指摘してくれる人がおらず、経営の観点で考える意識を持てずにいました。定期的にコーディネーターと話すことで、次回までに何かやっておこうと意識できてます。少しずつ前に進む実感があります。

コーディネーターより

田中さんと話すと、地域や子ども達のより良い未来を創るという純粋な想いを感じてワクワクします。その想いを一つずつ実現できるように引き続き伴走していきます。

 

 

 

 

担当:橋本 コーディネーター