わぁ~お

副業から本業へ!熱い思いと堅実な経営で順調に成長


事業内容

言語聴覚士による児童発達支援

令和4年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 相談者である岸野氏は、言語聴覚士として児童発達支援施設に勤務しつつ、副業で、公的機関からの個別療育の委託事業などを行っていた。
  • 副業で個人事業主としての実績を積んだ後、満を持して施設を退職し、言語聴覚士による個別対応の児童発達支援施設を開所。
  • 事業を本格化させるにあたり、経営に関する知識を求めて来所。伴走支援を開始。
ヒアリングによる課題の整理
  • 現状の分析を行ったところ、熱い思いや誠実なお人柄に加え、副業で培ったスキル・実績・公的機関を含む業界内ネットワークなどが、強みとして浮き彫りになった。
  • 外部環境に関しても、年々ニーズが拡大、多様化していた。
  • そこで、思いや強み、施設コンセプトを言語化しつつ、開業までに行うべきことを具体的に洗い出していった。
課題解決の提案・アドバイス
  • まず、コンセプトの言語化も兼ねて事業案内の作成を提案。また事業計画を作成し、当面の数値目標を明確化するようアドバイスした。
  • プロモーションに関しては、メビックも活用しながらイメージキャラクターを作成。HP・チラシ・名刺等を整備していった。
  • 契約書作成等の実務面については、商工会議所の無料法律相談等を適宜紹介し、一つずつクリアしていった。
取り組み内容と成果
  • 開業早々、ご紹介により利用者数をある程度確保。その後もこまめにPDCAを回しながら、順調に成長している。誠実なお人柄や発達支援に関する見識・言語聴覚士としてのスキルがお客様に評価され、継続率も極めて高い。
  • HPには、施設の理念や言語個別療育に関する論理的背景などを分かりやすく掲載。施設での活動もこまめに紹介して、初めての人にも安心してもらえるよう工夫している。イメージキャラクターの「わぁ~お」と「なぁ~に」も、柔らかくあたたかな雰囲気で、岸野氏の思いやお人柄を伝える良きパートナーとなっている。
  • コロナ禍の影響で利用控えが発生した時、他の施設向け研修事業にも進出した。こちらも順調に伸びているだけでなく、施設のブランディング、信用力向上にも寄与している。
  • 現在、次フェーズに向けて中長期的な目標を設定し、そこに向けた計画を作成しようとしているところである。
事業者の声

「わぁ~お」では、お子様や保護者様の想いを直接感じられ、また、その想いを具体的な手段として提案、実践していくことができます。そんなすてきな場所を支えるための経営力を谷村さんのサポートで培ってきました。

 

コーディネーターより

岸野さんは、児童発達支援への熱い思いを持ち、地に足のついた事業展開で着実に成長なさっています。今後の更なる展開に期待しています。 

担当:谷村サブチーフコーディネーター