株式会社小西金型工学

先代の技術を伝承発展するサポイン事業の実現に向けて資金繰りを強化!



事業内容

金属プレス金型および製品の製作

令和2年度支援事例

事業の現状と相談のきっかけ
  • 社長は事業承継して4年目。従来から、よろずのリピータとして、随時相談に来られていた。
  • 創業者である会長と後継者となる大学生のご子息の3代の技術伝承を目指したサポイン事業が採択された。
  • 一方、直近の業績に懸念もあり、サポイン事業に係る融資の申込について、金融機関から、詳細な事業計画を求められ、相談に来所。
ヒアリングによる課題の整理
  • 社長は、これまで営業面が中心で、財務面にはあまり強くなく、外部(税理士さん)任せであった。
  • 資金繰りについても、将来の予定が社内で的確に管理できていない状態である。
  • 金融機関と交渉するという経験がこれまでなかった。
  • サポイン事業では、今年度、大きな設備導入の予定があるため、このままでは一時的な資金ショートが避けられない状況である。
課題解決の提案・アドバイス
  • 事業計画について、ターゲットとする業界ごとの売上見通しを数値で示すなど、客観的で説得力のある内容へのブラッシュアップを行った。
  • 財務面については、資金繰り表のひな型を渡し、記載方法を説明。いつ頃、どれだけの資金が必要か見える化することをアドバイスし、実際に作成した。
  • 納得できる税理士さんへの交代も検討することを提案。
取り組み内容と成果
  • 資金調達は、社長の重要な仕事であることをお伝えし、資金繰り表を作成する際に、取引金融機関ごとの借入残高・返済条件・金額を洗い出すことで、現状をきっちり把握できた。また、新規の金融機関も候補に入れた資金調達の計画を練り、各金融機関との交渉にあたった結果、必要資金の第一段階の調達が得られた。
  • 続く第二段階の必要資金に向けて、よりきめ細かいサポートが得られる税理士さんへの交代を図り、経理伝票の処理から月次集計までの社内マネジメントを強化している。
  • サポイン事業については、社長のリーダーシップで予定どおり進め、研究成果を出すべく取り組みを進めている。
事業者の声

当社がヒト・モノ・カネの中で最も苦手である財務面について相談しました。一言「財務が強い社長でないと」と指導を受け、当社は、まだ伸び代があると奮起し、今ではすぐさま資料を揃え、銀行に提出できるまでになりました。

コーディネーターより

社長の前向きな姿勢を最大限活かすために、苦手分野である社内の経営資源のマネジメントを強化するお手伝いをしています。

担当:北口チーフコーディネーター